ヨーロッパから中央アジアに自生する多年草であり、
やや甘味のある深いハーブ調の香りが特徴的。
昔から「薬」として万能であり、殺菌や鎮痛作用、痛み止め、切り傷、火傷などの
治療薬として使用されてきました。
また、魔よけのお守りとして、中世ヨーロッパでは、
玄関や窓に吊るされていたといわれています。
セントジョーンズワートの名前の由来は、6月24日頃に、黄色い花が咲いて収穫され、
この日が聖ヨハネ(セントジョン)の日であることから、
この名前がつけられたといわれています。
セントジョンズワートには、他のハーブには無い「ヒペリシン」という成分が含まれており、
うつ症状や不眠症の改善に効果があるといわれています。
近年、抗うつ薬よりも効果があるとして、ハーブの先進国ドイツでは、
錠剤やティーなどで活用され、注目を浴びています。